この記事では、より多くのMMD銀英伝動画が作られるといいなあという希望のもと、私のやっているMMD動画作成手順をご紹介します。
動画作成者がやること
動画作成者がやるべきことをざっくり並べると、以下になります。
必ずやらねばならないこと
- MikuMikuDance(MMD)をインストールする
- MMDの使い方を覚える
- モデルをあつめる
- モーションをあつめる
- 音楽を用意する
- ステージをあつめる
- エフェクトをあつめる
- ↑の使い方を覚える
- 利用規約を確認する
- 撮影する
- 動画を出力する
- 動画を編集する
- お借りしたものを片っ端からクレジットに入れる
- 投稿サイトに適したエンコードをする
できれば望ましいこと
- ハイスペックのマシンを用意する
詳しいやり方
MMDインストールと使い方
とくに難しいところはないので、以下を参照ください。
モデルをあつめる
MMDで使えるようなボーン入りの3DCGモデルというものは、1体につき、玄人がかかりきりで作っても1ヶ月、野生のプロが趣味で作ったら5ヶ月はかかる代物です。
そのため、モデル制作者は大勢おられ、個々人で配布方法が異なります。ある人は、誰でもダウンロードできるようにリンクをぽんと出しており、ある人は様々な事情により高難度のダウンロード方法を用意しています。
私がお借りした三城様の赤金モデルは、ぷらいべったのログイン限定公開で配布なされておられました。下記の規約を参照のうえ、DLさせて頂けます(2019/4/4時点)。
モーションをあつめる
これは比較的苦労がないと思われます。作成者以外が使用している動画でも必ず引用元があるはずですので、そちらからお借りしましょう。
ご参考:極楽浄土のモーション
音楽を用意する
販売されている楽曲は購入しましょう。
wavに加工すれば、MMDで同時再生されるようになります。私はiTunesで購入してwav加工して使っております。
ステージをあつめる
ニコニコ静画ページから数多く配布されております。お礼をコメントし、ありがたくDLさせて頂き、動画投稿後にはコンテンツ・ツリーで親作品に指定しましょう。
エフェクトをあつめる
こちらが参考になります。MMEというものが必須です。
私は「Diffusion」と「AutoLuminous」を使用しています。DoFも使いたかったけど、うまくいかないので諦めました(笑)
使い方を覚える
がんばってRead meを読みましょう。
利用規約を確認する
Read meをよく読んで確認しましょう。YouTube利用不可のものが多いです。要注意。
撮影する
MMDの機能を使って撮影しましょう。
カメラ動作も多く配布されておりますが、東方キャラなどの背の低いモデルに対応したものが多いため、高身長の銀英キャラでは合わないことが多いです。自分でカメラ操作をがんばって入力してみましょう。
複数カメラ映像っぽく仕上げたい場合、MMDには複数カメラを扱う機能がありませんので、大きく分けて以下2つのやり方で行います。
- MMDプロジェクトそのものをカメラの数だけコピーし、編集ソフトで統合する
- 1個のMMDプロジェクトの中で、複数カメラっぽい設定をする
個人的には1がおすすめです。視野角なども変えられますので。
ご参考:カメラについて
まあやってみるのが一番ですわ。
動画を出力する
使い方サイトでは「未圧縮」が推奨されていますが、私はおすすめしません。
というのも、未圧縮で作った動画は、サイズがデカすぎて編集ソフトが受け付けないためです。
個人的には、
- MMD+UtVideoで出力(UtVideo YUV422 BT.709(ULH)DMO)
- 「つんでれんこ」でニコニコ動画用エンコード
- 動画編集
この流れが良きです。
ご参考
動画を編集する
なんでも馴染みのものをお使いください。
ちょっと高機能すぎるかもしれませんけれど、「DaVinci Resolve」というソフトが無料範囲ですごく高機能でしたので、個人的にはおすすめです。
特徴としては、サイズの大きすぎる動画を読み込ませると黙ってクラッシュします。
事前にエンコードしてサイズを小さくしてから読み込んで貰いましょう。
読み込むことさえできれば神ソフトです。
日本語の公式解説動画がYouTubeにアップされています。
まあやってみるのが一番ですわ。(二度目)
お借りしたものを片っ端からクレジットに入れる
「動画に埋め込め」とは必ずしも指定されておりません。しかし、マナーとして、借りたものはクレジットで感謝を述べましょう。
ニコニコ動画に投稿するなら、できるだけ借りたコンテンツをコンテンツ・ツリー機能でつなげておきましょう。
マナーのいい動画主は、各種素材の制作者に好かれます。好かれて悪いことはない。
投稿サイトに適したエンコードをする
「つんでれんこ」を利用します。→上記「動画を出力する」参照
何も難しいことはありません。指示に従っていれば終わります。
できれば望ましいこと:ハイスペックのマシンを用意する
VRAMという画像専用メモリが多ければ多いほど3Dの表示をたくさん・高解像度に扱うことができ、CPUが高性能であるほどエンコードが早く終わります。
ご参考:プラベマシンのスペック
- GPU:NVIDIA GeForce GTX 1070 (VRAM8GB)
- CPU:Intel Core i7-6700K CPU (4コア/8スレッド)
- メモリ:8GB
- SSD:512GB
- HDD:2.0TB
※ドスパラのBTOゲーミングPC「GALLERIA」というもので、だいたいの3DCGゲームが最高画質で遊べるレベルです。クソデカミドルタワーです。そういうのそこまで好きじゃない人が買うレベルではありません(笑)
以上です。それでは、楽しいMMDライフを!